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先入観を突破したその先に

こんばんは!
昨日はブログを書き始めたのが昼だったので、思わず冒頭のコメントを「こんにちは」にしてしまいました。違和感ありましたよね。失礼しました。笑


さて、続けてではありますが、読書感想文をしたためます。林真理子さんの「小説 8050」です。


タイトルでピンときた方も多いかもしれませんが、これは現代の「ひきこもり」を題材にした作品です。
両親が80代にもかかわらず、50代になった子どもがひきこもり続けてしまうという「8050問題」。

今回は、いつか我が家も「8050」になってしまうのではと危惧している家族が主人公です。

中学生の時に不登校になり、それ以来学校に通うことなく7年間ひきこもりをしている、20代の息子。
一緒に暮らしつつも、見て見ぬ振りをしながら、息子とすれちがいの生活を送っている両親。
結婚が決まりそうなとき、弟がひきこもりである事実を障壁に感じている姉…


これだけ聞くと、ものすごく暗いストーリーを想像してしまいますよね。笑
実際、私も読む前まではそういうイメージでした。
ただ、読み始めると、ストーリーは濃いのに文章は軽やかで、他の家族の日常風景をのぞいているようで、面白いです。
情緒不安定な息子の行動がだんだんエスカレートしつつも、もう、みてみぬふりをやめようと決心をして行動にうつす親が実に頼もしい。
読んでいるうちに止まらなくなりました。

読んだ後は、なにかエネルギーの塊がメラメラと自分の中に燃えているような感覚になりました。
タイトルとあらすじだけをみて、重たそうだからやめよう、と思わなくてよかったと思いました。


みなさんは、些細なことでも、なにか、やってみてよかったなと思ったことはありますか。

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