実りある時間
2020.09.20
誕生日に父からもらった本のうちの1冊です。
書店でもよく見かけていた本で、知ってはいましたが手に取ったことはありませんでした。
本の裏表紙には物語の紹介が書かれていますが、今回はそれを見ずに読み始めました。
話題の本だったので、すごくダイナミックなストーリー展開なのかなと思っていたら、日常生活の話で、サラサラと読み進められました。
主人公の女の子は家庭環境が複雑なのですが、「家庭環境が複雑」という名目でカテゴライズしたくない、そのフレーズのイメージとは違う、温もりのある家庭で育った女の子でした。
ストーリーは基本的にその子の人生が描かれていて、読み終わった後はなんとも言えない幸福感や高揚感に包まれました。
こんなにいいお話ならば早く読めばよかったなと思いましたが、裏表紙は読まなくてよかったと思いました。私は紹介文などをみると、「ああ、そういうお話か」と決めつけてしまうところがあるので、そこを読んでいたら違うストーリーを想像していたかもしれません。
兎にも角にも、父に感謝です。
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